CT検査このページを印刷する - CT検査

CT(Computed Tomography)検査とは

CT検査では、X線を人体に照射し、透過したX線の強弱をコンピューターで計算し、断層画像を作成します。 さらに、この断層画像をコンピューターで処理することにより、色々な方向からの画像や3次元画像を得ることができます。 CT検査は、骨や臓器を短時間で画像化することができ、検査時の痛みもない為、現在では多くの医療現場で診断に使用されています。

注意事項(検査時のお願い)

1. 検査時の格好について

下記のものがある場合、画像に影響が出るため外して頂きます。

  • メガネ、補聴器、入れ歯 ・貴金属(ネックレス、ピアスなど)
  • 金属の入った下着(ブラジャーなど)
  • ズボンやスカートのファスナー
  • 湿布、カイロ、エレキバンなど

2. 食事制限について

造影剤を使用する場合、検査3時間前からは食事をとらないで下さい。水分は積極的に飲まれてください。

3. 造影剤について

必要に応じて造影剤を使用することで、病気がわかりやすくなる場合があります。
腕の血管から注射をして、造影剤を注入します。 稀に吐き気などの副作用が発生する場合があります。副作用発生時には、放射線科医師、看護師、診療放射線技師が適切な処置を行います。

次に該当する方は事前にお知らせ下さい。
  • 過去に造影剤を使用して不具合のあった方(吐き気などの副作用)
  • 喘息のある方
  • アレルギーがある方
  • 腎不全または人工透析をされている方
  • 妊娠されている方、または妊娠の可能性がある方
  • 授乳中の方

4. その他

造影CTを行う方で、ビグアナイド系糖尿病薬を服用している場合は、事前に主治医にお知らせ下さい。

機器紹介

SIEMENS社製64列CT SOMATOM Definition Edge

0.28秒という回転速度が可能になり、微細な箇所においても動きの少ない精細な画像で描出することができます。多くの最新技術を搭載することにより、“被ばく低減”と“画質向上”が可能となっています。

SIEMENS社製64列CT SOMATOM Definition Edge

検査画像

1. 心臓

心臓の血管(冠動脈)の状態を診断できます。

2. 骨

骨の状態を診断できます。

3. 肺血管

肺血管の状態を診断できます。手術前検査に有用です。