病院概要
このロゴマークは、熊本再春医療センターの頭文字である「K」と「S」を型とっています。
中心に人の形を置くことにより、「病院理念」にあります ‘思いやりの心’ を持って、治し、支える医療を実践することを表現しています。
下部の葉は、緑豊かな環境を表しています。
環境
当院は熊本市の北方12km、霊峰阿蘇の西麓・黒石原の中央(海抜82.5m)に位置しています。周辺は熊本市のベットタウンとして人口が急増し、交通至便です。
近くには独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター、国立療養所菊池恵楓園、国立熊本高等専門学校があります。敷地内は、桜・常緑樹木等に囲まれ、静閑清涼で医療機関の環境として最適なところです。
沿革
昭和17年 11月 | 傷疾軍人療養所「再春荘」として創設 |
昭和18年 3月 | 看護婦養成所を設置 |
昭和20年 12月 | 厚生省に移管国立療養所再春荘として発足 |
昭和21年 4月 | 保健婦養成所を設置(~昭和22年3月) |
昭和43年 3月 | 重症心身障害児(者)病棟の設置 |
昭和45年 3月 | 進行性筋萎縮症児(者)病棟の設置 |
昭和59年 4月 | 国立療養所再春荘病院と改称 |
平成11年 3月 | 政策医療の4分野(神経・筋疾患・重症心身障 害・成育医療、骨運動器疾患)の専門医療施設として位置付けされる。 |
平成16年 4月 | 独立行政法人国立病院機構熊本再春荘病院へ組織変更 |
平成20年 3月 | 熊本再春荘病院附属看護学校閉校 |
平成20年 4月 | (財)日本医療機能評価機構病院機能評価(ver5.0)認定 |
平成24年 8月 | 地域医療支援病院に承認される |
平成25年 3月 | (財)日本医療機能評価機構病院機能評価(ver6.0)認定 |
平成30年 7月 | (財)日本医療機能評価機構病院機能評価(3rdG:Ver.1.1)認定 |
平成28年 3月 | 熊本県指定がん診療連携拠点病院(H28.4.1~H32.3.31) |
平成28年 11月 | 地域包括ケア病棟開設 |
平成31年 3月 | 熊本県地域医療連携ネットワーク拠点病院に指定 |
平成31年 4月1日 | 「独立行政法人国立病院機構 熊本再春荘病院」から「独立行政法人国立病院機構 熊本再春医療センター」と名称を改める。 |
令和元年 6月 | 「新本館棟完成 |
令和2年 2月 | 管理棟改修工事終了 |
令和2年 11月 | 病院建替え工事が全て終了し、グランドオープン |
平成30年 12月 | 日本認知症学会 教育施設一覧 |
標榜診療科(17科) 病床数:446床 (政策医療病床160床を含む)
令和元年10月1日現在
診療科 | 常(非) | 主な診療内容 |
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呼吸器内科 | 5 | 呼吸器センター(肺癌・肺炎・喘息・慢性閉塞性肺疾患・ 睡眠時無呼吸症候群・禁煙外来) |
腫瘍内科 | 1 | |
感染症内科 | 兼任1 | |
脳神経内科 | 10 | ALS(筋萎縮性側策硬化症)センター・神経筋難病(筋ジストロフィー・パーキンソン病関連等・・・)、脳梗塞・頭痛・ボトックス外来・脳卒中遠隔医療体制整備事業 |
消化器内科 | 0(3) | 消化器疾患 |
循環器内科 | 0(2) | 高血圧・虚血性心疾患・不整脈・心不全 |
代謝内科 | 2 | 糖尿病・高脂血症・肥満・甲状腺・内分泌 |
リウマチ科 | 1 | リウマチセンター(関節リウマチ早期診断と治療) |
小児科 | 6(1) | 小児科全般(感染症・喘息・アレルギー・免疫疾患・膠原病など)、小児神経(てんかん)、重症心身障害、発達障害、不登校 |
外 科 | 2(2) | 消化器・ 乳腺甲状腺疾患、乳腺外来 |
整形外科 | 7(1) | 関節外科(肩・膝・股関節など)、骨折 |
リハビリ科 | 1 | 運動器リハ・呼吸器リハ・脳血管リハ・障害児者リハ・心大血管リハ・がんリハ・廃用症候群リハ |
放射線科 | 2 | 画像診断 |
麻酔科 | 2(1) | 手術麻酔 |
病理診断科 | 0(1) | 病理一般 |
呼吸器外科 | 1(2) | 呼吸器・縦隔・食道疾患 |
政策医療
神経筋疾患
熊本県の難病医療連絡協議会の拠点病院として、熊本大学医学部附属病院とともに県の指定を受けています。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋ジストロフィーなどの神経筋難病を中心に診療を行っており、毎週2日の難病相談窓口を設けています。進行性筋萎縮症については、療養介護サービス事業72床を有し、熊本県内全域から受け入れを行っています。また、急性期医療として脳卒中の救急にも取り組み、リハビリテーションも行っています。
重症心身障害
重症心身障害児(者)病棟80床を有し、関連医療機関及び社会福祉施設等との連携を図っています。
患者さまの成人化にも対応しながら、超重症児の受け入れも併せて行っています。
成育医療
小児神経疾患、てんかん、不登校児、発達障害並びに肥満等の小児慢性疾患を受け入れ、隣接の熊本県立黒石原支援学校との医教連携により、小児の診療と教育をかねた広域かつ専門的な小児の成育を担っています。また、オンコール体制による小児救急の受け入れを行っています。
骨・運動器疾患
関節リウマチ、骨粗鬆症及び骨関節結核等の骨運動器疾患の原因究明及び診断治療を行っています。
リウマチはリウマチセンターを中心に、スポーツ外傷(特に肩関節疾患)は専門外来で行っています。
その他
呼吸器疾患開設以来、呼吸器疾患の専門医療機関として診療、教育研修において指導的な役割を果たしており平成26年5月1日に呼吸器センターを開設しました
総合的診療当院は、熊本県北部の中核的な医療センターとしての期待が高まっています。これに応えるため各診療科の充実と診療レベルの向上を図るとともに、第二次救急医療を含む時間内外救急の受け入れ体制を整備して、地域医療連携を積極的にすすめています。