リウマチ科このページを印刷する - リウマチ科

関節リウマチについて

関節リウマチは、持続性関節滑膜炎と進行性の関節破壊を特徴とする自己免疫疾患です。病変は関節のみならず肺や心臓など全身に及びます。関節リウマチは難治性疾患ですが、近年、薬物治療の進化に伴い日常生活の質、生命予後は著しい改善が認められるようになっています。
当科の患者さんの解析では、間質性肺病変や気管支拡張症を合併していなければ、一般の個人のかたと比較して死亡率は同等という結果でした。
また、当科の研究では、発症早期に最新の抗リウマチ薬を駆使してリウマチの活動性を徹底的に抑え込むことで、関節破壊の進行を抑制することが可能であることも示しました。

 

当院における臨床経験に基づいて明らかになったこと

  1. 発症早期のリウマチ患者さんではHRCT検査により初期の肺病変を見つけ、その進行を抑制できることを示しました。(現在では、RA患者さんに対するHRCT検査は強く推奨されています)
  2. リウマチ薬物治療に伴う致死率の高い最大の有害事象であるニューモシスティス肺炎(PCP)について病原菌の伝搬様式、発症予防法を明らかにし、現在では、PCP発症は皆無になっています。
  3. リウマチ薬物治療で大きな問題の肺非結核性肺病変合併患者に対する対処法を作成しています。
  4. 間質性肺病変合併患者に対し積極的にリウマチ薬物治療を行うことで進行性間質性肺病変の発生、死亡率を抑制できることを示しています。
  5. リウマチ患者の疾患特異的悪性腫瘍である肺癌は主に重喫煙が寄与していることを示し、初診時に発生リスクの高い患者さんを絞り込んで監視しています。
  6. 生物学的製剤治療を行っていても正常免疫機能は保たれることを示しています。

メッセージ

リウマチ薬物治療の問題点は薬剤費用が高価で経済的理由により、理想のリウマチ治療の機会を逃す患者さんが多くいますが、バイオシミラーの登場により患者さんの負担は軽くなるようになっています。リウマチの活動性を初期消火して、低疾患活動性を維持することで、一般人と変わらぬ日常生活を送ることも可能な時代となりました。

担当医師紹介

リウマチ臨床研究センター長
森 俊輔
Shunsuke Mori
日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医
日本内科学会認定内科医・指導医
白本内科学会総合内科専門医
リウマチ財団リウマチ登録医

外来担当医表

担当医/曜日
森 俊輔 (再診)
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(完全予約制)