リウマチ科
診療内容
当科では、関節リウマチを中心に診断治療を行っています。関節リウマチは、関節病変を主体としますがそもそも白血球の中のあるリンパ球があろうことか自分の関節の骨膜細胞を攻撃し、炎症を起こし関節を壊してしまうのです。 炎症を長くおさえることができなければ、全身に悪影響がでてきたり、またリウマチの治療薬の副作用も見逃せません。関節破壊で障害がでたら、正常な関節に負担をかけないためにも便利な道具をつかったり、家の改造なども必要となります。
そこで、関節リウマチの治療にあたっては内科・整形外科などの医師のみならず理学療法士、ソーシャルワーカー、薬剤師、看護師、管理栄養士から成るチーム医療が必要です。加えて患者さまが「関節リウマチはどんな病気か?ということを理解しないと最善の結果は得られません。
関節炎・関節痛
関節炎があると、慢性関節リウマチではないかと考えてしまいませんか?
また、関節が腫れていなくても関節が痛いという症状があります。
関節炎・関節痛と言っても原因は多様です。しかしながら関節炎、関節痛は原因によって治療法は全く異なってきます。
きちんと検査をしてなるべく早く治療する必要があります。
【原因】1.関節リウマチ 2.成人スチル病 3.その他
関節リウマチ
慢性関節リウマチは体の中の異常リンパ球が、主に関節の滑膜を攻撃し、関節炎がおき関節が痛いと言う症状が出現します。
炎症はいずれ抗炎症剤によりおさまりますが、治療しないとリンパ球は再び、他の関節などを攻撃します。この繰り返しにより、リウマチの発症2年以内には、関節が破壊され初め、年余をへて、最終的には日常生活に不便が生じるようになります。
そこで、リウマチ治療の目的は関節破壊を防ぐ事です。現在、リウマチの治療では、痛みに対して消炎鎮痛剤やステロイドを用い、異常リンパ球のコントロールの抗リウマチ薬を服用し、痛みや日常動作の改善にリハビリ療法を、薬だけでは痛みが取れなかったり、関節破棄により日常生活が非常に不便になったりしたら、外科的療法も考慮されるようになります。抗リウマチ薬はいくつかの種類がありますが、服用して効果が現れるまでかなり時間がかかる事と、患者さんそれぞれどの薬が効くのがわからないと言う問題があります。
また、いくつかの抗リウマチ薬は、命をおとすような副作用がおこることもあり、抗リウマチ薬処方には充分な内科的チェックと定期的な診察が必要です。
担当医師紹介
リウマチ科部長 リウマチセンター長 森 俊輔 Shunsuke Mori |
日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医 日本内科学会認定内科医・指導医 白本内科学会総合内科専門医 リウマチ財団リウマチ登録医 日本臨床検査医学会臨床検査管理医 ICD (Infection Control Doctor) 日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医 |
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外来担当医表
担当医/曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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森 俊輔 | (再診) | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
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