院長挨拶
院長挨拶
独立行政法人国立病院機構 熊本再春医療センター
院 長 上山 秀嗣
医療機関の皆様方におかれましては平素より当院に暖かいご支援とご協力をいただきまして厚く御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症は昨年5月に2類感染症から5類に移行し、本年4月からは全ての公的医療補助がなくなり通常の診療体制となりました。しかし、多くの医療機関は依然として新型コロナの影響から脱却できない状況が続いていて、完全にコロナ前の状況に戻るにはもう暫く時間を要するものと思われます。
昨年3月8日、9日の2日間にわたり、日本医療評価機構による病院機能評価 (3rdG Version 2.0) の認定更新審査を5年ぶりに受審し、6月に認定証が届きましたのでご報告申し上げます。1年前から地道に準備をしてきた結果が実を結んだものと職員一同喜んでいますが、これからも「医療の質」を上げるために不断の努力を続けて参りたいと思っています。
令和元年11月に着工しました合志市による「御代志地区土地区画整理事業」ですが、令和4年10月に熊本電気鉄道 「再春医療センター前駅」 の移設工事が終了し、昨年8月には御代志木原野線の交差点移設工事が終了し、車での来院がスムースとなりました。本年2月からは病院前の商業施設の建設工事が開始され、来年3月を目途にスーパーマーケットやファーストフード店などが立ち並ぶ予定となっています。そして、菊陽町に建設中であった台湾の半導体メーカーTSMCの巨大工場が2月末に開所し年末から本格稼働の予定とのことで、今後菊池地域は人口増加に伴い医療需要も高まることが予想されます。
当院は熊本県地域医療支援病院、熊本県難病診療分野別拠点病院、熊本県指定がん診療連携拠点病院、熊本県地域医療拠点病院として、責任ある地域医療への貢献に努めてまいりますので、皆様方には今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年4月吉日