リウマチセンターについてこのページを印刷する - リウマチセンターについて

関節リウマチ(RA)は、病変が関節のみならず全身におよびます。特に、呼吸器科と整形外科とはそれぞれの専門性を超えた診療が必要です。さらに近年、悪性腫瘍に対する免疫チェックポイント阻害薬療法の普及に伴い特殊な知識が必要とされ、リウマチセンターの重要性が増しています。

呼吸器疾患

RAの主な関節外病変として間質性肺病変(ILD)と気管支拡張症・細気管支炎などの気道病変があり、これらの肺病変の合併は生命予後不良です。つい最近まで、これらの肺病変合併リウマチ患者に対する薬物治療は肺病変を増悪させるため、多くの患者では積極的治療が回避されてきました。しかしながら、最近、肺病変発生、進行はRAの制御不良によることが明らかになってきました。この知見は多くの呼吸器専門医は知らないことが多いのでリウマチ医との連携が必要です。また、ニューモシスティス肺炎(PCP)の約半数は、病原菌の潜在感染によるため、治療前のST合剤短期治療によりPCP発生リスクを低減させることが可能です。

整形外科疾患

近年、RA患者の高齢化は顕著で、手術の機会も増えるため十分な連携は必要です。

悪性腫瘍

免疫チェックポイント阻害薬治療は、新しい悪性腫瘍治療法として注目されるようになり、全身転移などがんが進行した患者さんに希望のもてる時代になりました。免疫抑制をはずして腫瘍を攻撃させる治療のため免疫関連副作用(IrAE)が起こります。特に自己免疫疾患合併患者では発生リスクが高くなります。また、免疫の過剰な暴走を止める働きが備わっていますが、そのために抗腫瘍作用がブロックされ抗腫瘍効果の失敗という結果となります。当科では、Stage4の悪性腫瘍にたいする免疫チェックポイント阻害薬治療の戦略に取り組んでいます。

外来担当医表

診療/曜日
リウマチ外来
(8:30~11:00)
   

※完全予約制となっておりますので、紹介元医療機関から当院外来予約センターへの受診予約が必要となります。

独立行政法人 国立病院機構 熊本再春医療センター
リウマチ臨床研究センター長 森 俊輔
【お問合せ】TEL.096-242-1000(内線302)